着物業界データ一覧(着物市場規模など)
きものと宝飾社が調査した着物業界のデータ一覧(各年の着物業界の動向、ニュース、着物業界ランキングからの着物市場規模、振袖市場規模、浴衣市場規模、成人式の問題など)をここに集約し、紹介する。2022年1月26日「着物市場規模に関する調査2022年」を追加。
<目次>
1、<着物市場規模>
2、<着物業界ランキング掲載:「着物年鑑」>
3、<成人式・振袖関連データ>
4、<浴衣市場規模及び浴衣関連データ>
5、<その他のデータ(消費者アンケートなど)>
<1、着物市場規模>
概論:着物業界だけではなく、アパレル業界を含めた繊維産業全般に言えるが、厳しい状況が続いている。また、車、家具、宝飾を含めて、世界が大きく変わっている。「大量消費社会から循環型社会へ」と言われており、リサイクル、レンタル、シェアなどのシステム化が進んでいる。また2020年より始まったコロナ禍が長期化。外出の自粛による消費者のファッションへの需要は大きく減退。特に晴れ着やフォーマル品に大きく依存する着物業界、アパレル業界は大きなダメージを受けている。こうした中、産業構造、流通構造が大きく変化している。消費者の需要は、所有からサービスに移り始めている。各年のデータは下記。
<2、着物業界ランキング掲載:着物年鑑>
概論:弊社が発行する「着物年鑑」は、弊社の「ステータスマーケティング」6.7月合併号である(毎年7月1日発刊)。7月までに取りまとめた着物業界のその年の動向を分析・紹介している。着物業界のランキングを網羅する。定価:30,000円。
<3、成人式・振袖関連データ>
概論:成人式は、20歳を迎える成人が、毎年集まる最も華やかな儀礼であり、喜ばしい式典である。成人式の出席率は地域によりまちまちであるが、弊社は全国的にはおおよそ6割と推定する。18歳成人が可決されたことで、成人式をいつ行うかは、議論が続いているが、20歳に式典を据え置く事を表明する地方自治体が増えている。
18歳成人における成人式の4つの課題:20歳のつどいが最適か?
<4、浴衣市場規模及び浴衣関連データ>
浴衣は最も着やすく、値段も手ごろで、夏を中心に多くの人が楽しむが、近年はレンタルが人気を集めるようになっている。理由としては、浴衣も着る自信がないので、プロに着つけてもらった方が、手軽で安心だからである。また色々な浴衣をお祭りごとに変えて楽しめる事も人気。色柄を変えて「インスタ映え」を楽しむこともできる。
着物業界ランキング掲載「着物年鑑2021」:浴衣市場規模2020年は約33億円
<5、その他のデータ>
卒業式の袴流行、定着に漫画及び映画が多大な影響を与えている。漫画や映画なしに大学卒業式の袴の定着は考えられなかった。また消費者アンケートなどは、「着物アンケート調査一覧」に集約する。
着物を着る回数アンケート:着物ファンの年間着用回数(1237名が回答)
大学卒業式の袴はいつから定着?漫画「はいからさんが通る」が多大な影響
着物業界上位30社シェア(占有率)推移:SNSと集客の6つのポイント