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着物業界ランキング掲載「着物年鑑2017」:着物業界の動向

着物業界のランキングを一挙に掲載する「着物年鑑2017」を発刊。着物業界の市場規模、着物業界大手のナショナルチェーン、専門店、百貨店、ネット通販、リサイクル、量販店、レンタル着物の比率等も掲載。業界の現状、課題を知ることができる一冊となっている。2017年上半期の着物業界の動向を要約する。(2018年4月28日更新:「着物業界ニュース2018年(1月~3月まで)」リンクを関連記事に追記)

<2017年上半期着物業界の動向>

着物業界に大きな変化が起こった年となった。

1、着物業界は苦戦

特にフォーマル品、高価格帯の商品の出足が悪い。市況悪化により、4月には「装道礼法きもの学院」を運営している「装いの道株式会社」が民事再生法の適用を申請。5月にはエンドユーザーにもなじみのある京友禅の名門「染の北川」が自己破産を申請。RIZAPグループ会社が東証2部上場の呉服卸堀田丸正の子会社化を発表。6月には、東証一部上場のネクシィーズグループが、連結子会社の「ハクビ京都きもの学院」を株式会社まるやまに全株式を譲渡する事を発表。大きな再編が立て続けに起こっている。今後も再編、統合、倒産、廃業が予想される。

2、レンタルショップは好調

観光客に、合繊系の小紋、街着を提供するレンタル着物ショップは堅調に推移している。東京、京都、鎌倉、川越、金沢、大阪、福岡などの観光地を中心に店舗数も増加傾向にある。伸長する企業、新規参入する企業もある。問屋、メーカーが進出する事例も多い。客層では、中華圏の海外観光客の需要は引き続き旺盛だが、インスタグラムなどで「カワイイ」、「キレイ」な写真を必要とする若い日本人女性の利用も増えている。SNSの普及、発展がレンタル着物、リサイクルショップに恩恵をもたらしている。一方で、京都、浅草などの激戦区では、3,000~4,000円前後でのサービス提供がボリュームゾーンとなっている。低価格で充実したサービスが求められている。

着物レンタル好調、京都市八坂の人気スポット庚申堂

3、ネット通販事業は競争激化:2極化が顕著

ネット通販では競争が激化。新規参入する企業も多いが、結果が出ず撤退する企業も多い。中長期的な計画を持って進出しなければ、採算が合わない。よほどの経験、計画がない限り、初年度で結果が出るとは考えられない。なお、ネット通販における中心価格帯は、4千円~1万円前後。上値は3万円前後になる。10万円以上は高価格帯と考えられる。10万円以上の商品を扱う場合は、十全な準備と、知名度が必要となる。

またネット事業において、重要なアクセス数の獲得、検索ランキングの上位獲得のための戦略が必要である。そしてなによりも、顧客が喜ぶサービス・商品がなければ利用される事はない。ウェブサイトを作っただけでは、商品は売れない。また一部の商品においては、コピー商品が出回るなどの悪評も散見される。ウェブ上で発表されたデザイン、紋様をトレース、または反転させただけで「オリジナル商品」と銘打ってはならない。毎年起こっている問題であるが、デザインの剽窃は、自社ブランドを思った以上に傷つける。

<着物年鑑2017>

1、全国着物小売店売上高ランキング200社

2、全国着物卸売上高ランキング130社

3、染呉服メーカー売上高ランキング

4、西陣売上ランキング

5、「きもの売場での、きもの販売の限界」―ブランド(モノ)とシーン(コト)の提案と店舗販売の課題―

6、インタビュー

福助株式会社 代表取締役社長 田坂寛氏

尾州屋 代表取締役 今井 孝志氏

啓明商事株式会社 代表取締役社長 野瀬 守弘氏

外市株式会社 代表取締役社長 井上 俊郎氏

7、経営計画発表会

株式会社川平屋

和光株式会社

株式会社グッド

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