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京ろまんグループホールディングス郡社長インタビュー

ろまんグループが100年企業として成長するために
株式会社京ろまんグループホールディングス
代表取締役 郡 史朗 氏

 株式会社京ろまんは、株式会社京ろまんグループホールディングスに社名変更し、さらにはアニバーサリー事業を新設分割し株式会社ファーストステージを創社、近藤陽子氏が社長に就任した。グループとして新しいステージ入った京ろまんグループを、100年企業として永続発展させることを目指す郡社長に、その想いを伺った。

◆中核となる人材の育成及びスピードアップ
 「京ろまんグループが100年企業として永続的に成長発展し続けるためには、同じ思いでグループを率いる経営陣と、そこに集まって活躍する人々の存在が不可欠です。
成功している事業部門を、新会社として創社し続けることで、経営者を増やし、経営幹部のポストも増やすことができます。従業員にとっても、新会社で一つ上の役職を任されることで意識も大きく変わってきます。それぞれの企業が個性を発揮しながら、グループとしては同じ思いで、ともに成長する。そういうグループ経営を目指したい。」と郡社長は語る。

◆銀河計画(一面多角化経営)を目指す:点から面へ
 「当グループには銀河計画(一面多角化計画)という戦略があります。各種会員(友の会会員、アプリ会員など)に提供する商品やサービスを多角化し、顧客のLTV(ライフタイムバリュー)を高める考え方です。これによって、グループ関連事業が点ではなく面で繋がることができ、経営効率が高まります。また新規事業の成功確率を高めることにも繋がります。中長期的な目標として、友の会会員を、1万人、5万人、10万人と増やしていく方針です。
グループの多角化が進み、様々な業態が広がることで、当社の会員様により幅広い感動と喜びを提供することが可能となります。そして当グループにとっても安定した顧客基盤を持ち続ける事ができます。そういうWin-Winの体制を作ることが、100企業として成長発展し続けるためのポイントだと考えています。」

◆「同じ思い」で「結束力」を持った事業を増やしていく
「今回のように既存事業を分割する場合でも、新会社の経営者や従業員には『創業者』の想いを持ってほしい、と願っていますので、「分社」ではなく『創社』という呼び方をしています。一方で、単独で事業を起こす時のような孤独な創業ではなく、グループ戦略に基づき、グループのバックボーンを活かした経営を進めていくことができるので、その結束力を大いに生かしたいと考えています。」
「今期のグループテーマは『スーパー結束力』です。社名が変わり新会社が創社したタイミングこそ、グループ全体の結束力を一層高めたいと思います。」
「そのためには、やはり人材が最も大切であり、従業員一人一人にとって「このグループで働いてよかった」と実感できる毎日が必要です。人材育成と従業員満足には大いにこだわっていきたいと思っています。」

「呉服小売、フォトスタジオ、着物学院、結婚相談所、観光用着物レンタル、エステサロン、EC事業、フィットネス事業、等々、業種業態は違えども、「お客様へ感動と喜びを提供する」という行動指針は普遍です。また「生きる、を美しく」というブランドスローガンもグループ共通です。それぞれの事業が仕事への思いや社会への思いをしっかり持って、切磋琢磨しながらも助け合い、相乗効果を生み出すグループ経営を進めて行きたいと思います。」

◆呉服専門店事業について
 「呉服専門店事業に関しては、昨年に比べ業績向上しています。一般的に、呉服市場は大きな伸長は期待できないと言われますが、決して悲観的になることはないと思います。もちろん毎日着物を着て、日常的に着物を購入する人が急増するというようなことは考えにくいですが、自分のライフスタイルの中の一部に「着物を取り入れてみたい」と思う人は多くいます。そういう方々の潜在的ニーズに着目して、きちんと丁寧に提案すれば、お客様は振り向いて頂けます。私たちが着物に夢を持ってお客様と接していけば、まだまだ新しいお客様との出会いは増やせるのではないでしょうか。」

 創業者として、様々な経験をされた郡社長。
グループ全体の事業目的に『社員(全ての従業員・家族)とお客様・社会の幸せの実現』を掲げ、ますます多角化経営に力が入る。問い合わせは下記より。

株式会社京ろまんグループホールディングス
本社:奈良県奈良市油阪地方町6-4 京ろまんビル4階
TEL:0742-27-8400

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