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2017年浴衣市場規模及び2018年浴衣市場の展望

◆2017年の浴衣市場規模とその色柄傾向
2017年は、好調だった2016年の浴衣に対して売上高は約127億円(前年比93%:詳細はステータスマーケティング2018年1月号掲載)となった。対面型販売の不振はもとより、天候の影響もあり、ネット通販においても競争激化、価格の下落傾向が続いた。台風などの天候不順により浴衣売上を落とした大手企業も散見された。

色柄傾向としては、前年の流れを引き継いで「古典柄」、「レトロ」が主流。また若い人、30~40代の層でも高級品(3~5万円)を求める「人とは違うおしゃれなもの」を求める人もあり、浴衣においても二極化が進んでいる。ネット通販の価格帯は、4,000円前後の商品需要が大きい。ネット通販では価格、デザインなどの競争がますます激しくなっている。(詳細はステータスマーケティング2017年9月号掲載)

◆2018年浴衣の傾向:アパレル企業の伸長・ビビット、洋風の柄が展開:昨年対比をプラスに転換できるか
浴衣はその価格帯から、ネット通販・レンタルとの相性が良い。

最近ではストライプ柄、ビビットな色合いの新作が登場している。また、既存の着物業界と比較して、アパレル企業が比較的好調の様子。アパレル企業は、提供する洋服なども苦戦しており、夏のアイテムとして浴衣を積極的に取り入れる企業が増えている。デザイン・価格の目利きにおいて、顧客数、顧客データの量から、アパレル企業が先行する部分もある。また街着レンタルショップの需要も引き続き堅調である。

主流である古典柄が変わることはないが、今後の推移が注目される。また浴衣市場の周期は2~3年という企業もある。微減・減少が続く市場規模に今年回復の兆しが見られるかが、注目される。

◆「浴衣は昼から着てもいいの?」こうした声に、着物業界は応えていかなく必要がある。

一部の人からは「浴衣は夜に着るもので、昼から着るべきではない」、「浴衣を昼から着ることははしたない」と考える人がいる。

また、最近ではこうした声が問題視され、必要以上に作法を強要したり、着物を初心者を嘲笑する人を「着物警察」と呼ぶようになり、問題視されている。

こうした厳しい声を聞いて「浴衣を朝や昼から着ても大丈夫なのでしょうか?」、「昼から夏祭りやお祭りがありますが、浴衣を着てもいいのでしょうか?」と心配する消費者もいる。着物にかかわる業界関係者はこうした消費者の懸念を払しょくするための試み、努力が必要なのではないだろうか。夏場がメインの商品ではあるが、ますます販路・時期が狭められるおそれがある。詳細は下記に掲載。

浴衣の時期とマナー:朝・昼から着ても問題ありません

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