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着物の種類人気ランキング:小紋、紬、色無地が人気

着物には様々な種類がある。成人式には振袖が着られる。着物にはどんな種類のものがあるか?また、現在、どのような種類のものに人気が集まっているかをアンケート、取材を通して調査した。結果として、着物をよく着る着物ファンからは、「普段着」として使える1位:小紋(43%)、2位:紬(39%)、3位:色無地(7%)に人気が集まっていることが分かった。アンケート回答者が30~60代の女性がメインであったため、振袖は0%となった。(2018年10月調べ、対象:30~60代の女性着物ファン、回答者人数:97人)

一方、着物をあまり着ない人、着物を持っていない初心者の方は、フォーマルの訪問着、付け下げなどが人気である。

簡単に着物の種類を解説する。

留袖:既婚女性の第一礼装。ただ、最近は「もっと自由に留袖を楽しみたい」と気軽に集まる留袖パーティーなどを行う方もいる。

振袖:未婚女性の第一礼装。こちらも最近は「自由に振袖を楽しみたい」と区分けなく「振袖パーティー」を開催し楽しむ方もいる。

訪問着・附下:正装(フォーマル着)と呼ばれる。パーティーや式典などにも参加できる。最近では、訪問着・附下の境界はあいまいになりつつある。

色無地:着物の中で、柄のない黒以外の物を「色無地」と呼ぶ。家紋を入れる事で礼装としても使える。家紋がなければ、略礼装・普段着としても使える。着物が好きな方から、「普段着にも使えるので」、人気が集まっている。

小紋:着物全体に、同じ模様が繰り返し描かれている点が特徴。大半の小紋は型染と呼ばれる技法で作られている。普段着・外出着として人気が集まっている。

紬:紬とは、紬糸(絹をつむいで作られた糸)で織られた絹織物。大島紬や結城紬が特に有名。高価なものもある。普段着・外出着としてカジュアルに楽しめる事が、人気を集めている。

綿着物・麻着物:綿で作られた着物を綿着物(木綿着物)と呼ぶ。麻の着物は麻着物(上布)とも呼ばれる。上布とは「上等な布」の意味。麻の着物でも特に上等なものを「上布」と呼ぶ。上布では、越後上布などが有名。主に普段着・外出着として楽しむことができて、着物好きな方から人気を集める。

そのほか、羊毛で作られたウール着物や、浴衣などもある。

<考察>

年々、普段着として、着物を楽しむ方は増えている。特に京都など、観光都市では、30年前と比較すると、街角で着物姿の方を見かける事が多くなった。海外観光客も楽しんでいるが、日本の方も、ちょっとした「おしゃれ着」として、着物を楽しむ方が増えている。こうした着物好きな方にとっては、コーディネートを考える事が楽しみの一つでもある。パーティーではなく普段着として着る事の出来る小紋や紬、色無地などが人気を集めている、と考えられる。なお、このアンケート結果だけで、「しゃれ着に人気が集まっている」という判断を下しているわけではない。ここ数年はフォーマル着が苦戦し、しゃれ着が健闘している傾向は、年間の取材を通して明白であると判断している。またメーカー、問屋、小売店にこちらのアンケートを提供し、この傾向に同意を得ている。詳細に関しては、「その他の記事」の「着物市場規模に関する調査2019年」を参照願いたい。

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