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浴衣は普段着:浴衣特集・竺仙

2019年竺仙のテーマは「まぼろしの江戸」。江戸小紋、浴衣を主力とする天保13年創業の老舗、竺仙は約1,000柄を展開。圧倒的なスケールでお客様を魅了する。「浴衣は普段着であり、日常着です。もっと気楽に楽しく着てほしい」と株式会社竺仙の小川社長は語る。竺仙ブランドの一部を紹介する。

 小川社長は、「私どもは流行というものを追うのではなく、長く続いた柄や技法を、お召しになるお客様の人格や容貌をイメージしながら、少しずつ細部を変化させて商品を創っております。浴衣をもっと日常に気楽に着る『普段着』として、皆様に考えて頂きたいと考えております。」と語る。

竺仙浴衣

◆「ゆかたがけ(普段着)でどうぞ」

 「昔は『ゆかたがけ(普段着)でどうぞ』というお誘いの言葉がありました。『気構えずに普段着で来てね』という意味です。浴衣の持つ自由さ、気楽さをもっと皆様に知って頂ければ、と思います。そしてゆかたや小紋を通じて江戸を感じてもらえると嬉しいです。
 また、私ども『竺仙』の作品は、手作りの繊細なものなのです。また人手のかかるものですので、少しお値段もはります。私どもは、企業・商品の価値を考え、手作りの手間ひまがかかる作品を提供してまいります。それでも手に取って、お買い上げ下さった皆様には、こうした特性をご理解下さり、その価値、風合いに見合ったお取り扱いをして頂ければ、と考えております。私どもは元々浅草の小売店として、自分達で作品を作って売るというスタイルをとっておりました。今でいうSPAのスタイルです。これからも一貫して江戸のテイストを尊重した商品作りを心がけてまいります」と語った。

その作品は多岐にわたるが、その一部を紹介すると
◆コーマ白地
◆紬ゆかた
◆松煙染小紋
◆竺仙奥州小紋
◆絹紅梅
◆附下小紋ゆかた(絵羽ゆかた)
など。(着物業界誌ステータスマーケティング3月号に掲載)

株式会社竺仙

浴衣と着物の違いは、素材・色・柄・着方でしかない。浴衣と夏着物には形状の違いはなく、夏着物と呼ばれるものは「絹」(正絹)であり、浴衣と呼ばれるものは、「絹(正絹ではないもの)」である。

また浴衣や着物を着慣れない方は、浴衣のえりが左前か右前か戸惑う方も多い。正解は、「右前」。つまり左のえりが上に着ている状態である。

関連記事:浴衣は左前・右前?男女ともに右前が正解!

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