9月に浴衣を楽しむ:浴衣宴遊会が開催(京都)
9月に着物や浴衣を自由に楽しむイベント「浴衣宴遊会」が、ロームシアター京都パークプラザ2階の京都モダンテラス(京都市左京区)で、9月21日に開催された。今年で4回目となる(主催:ZENプランニング)。ドレスコードは浴衣や夏着物。着物ファッションショー、ベストドレッサーコンテスト、音楽、ダンスなど様々なイベントが行われ、今年も多くの浴衣姿、夏着物など、和装を楽しむ来場者で賑わった。
主催者の小林重之社長は、150年続く三善工芸株式会社の代表取締役でもある。「9月に浴衣を着てはいけないなど、極端に礼儀作法にこだわる方もいらっしゃいますが、普段着として9月に浴衣を着ても問題ありません。もっと着物や浴衣を自由に楽しんで頂きたいと思い、京都で浴衣宴遊会を4年間開催しています。色々な着物ファンの方がもっと自由にまぜこぜになって着物や浴衣を楽しんで頂きたい。ただ、最近ではお客様の問合せで『浴衣宴遊会なので、浴衣しかだめなのでしょうか?』と質問される方も増えてきました。本来は、浴衣でも、着物でも単衣でも何でもいいのです。ただ、誤解される方もいらっしゃいますので、来年からは、『着物宴遊会』という名称に変更する予定です」と語る。
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様々な催し物やイベントが開催されたが、ダンスタイムもあり、ダンスタイムでは参加者も舞台に上がり、自由にダンスを楽しむなど自由な着物の会となった。
京都は、一部では保守的な街とイメージされる事もある。保守的な部分もあるが、当然ながら自由を重んじる前衛的な部分もある。これは、京都には大学がたくさんある学生の街でもあるからである。保守的ながらも自由な都市。こうした自由な雰囲気も大切にしていきたい。
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