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映画「シルク時空をこえて」:日本を支えた製糸業

映画「シルク時空をこえて」を着物好きな方と観て、着物業界に活力を
丸六株式会社

ドキュメンタリー映画「シルク時空をこえて」(熊谷友幸監督)は、明治から大正、昭和にかけて日本のシルク産業繁栄の地を中心に撮影、アメリカ、フランスへと、絹の歴史と記憶をたどる物語である。
丸六株式会社の篠原淳社長は、「シルク時空をこえて」を積極的に推奨。「ぜひご覧になっていただいて、製糸産業で世界に羽ばたいていった当時の日本の歴史と記憶を見つめなおし、元気になっていただきたい。そして明日への糧へとしてほしい。」と語る。

「シルク時空をこえて」の魅力とは
「日本の近代化の礎となった製糸産業。この映画は明治から大正、昭和にかけて日本の絹の 歴史をたどる物語です。 広く日本近代化の礎となった絹の歴史を知っていただきたくこの映画の上映会を当社も開催いたしました。絹の持つすばらしさや大切さを学べる機会です。現在のような不透明な時代だからこそ、歴史や記憶を見つめ直すことが大切だと考えます。より多くの皆様にこの映画の中で感じ取ったインスピレーションを明日への一歩を踏み出す源泉の一つにしていただきます。私もこの映画を見て、大きな活力を頂くことができました。」と篠原社長は語る。(下記動画はweb予告動画)

「シルク時空をこえて」は市民ホールや文化会館、店舗でも視聴可能
どこにでも移動可能な上映会として、会場の大きさにより30~1,000名程度の観客と鑑賞する事ができる。1回の上映では15万円(税込み)、2回以上の上映では16万円(税込み)となっている。仮に1日で、午前に1回、午後2回の合計3回視聴を行えば、およそ1回の上映費用は5.3万円程度になる。また行政の補助金なども活用ができる。
また本編は1時間45分となっており、市民ホールや文化会館、店舗などでも上映可能。映像機材などをおよそ1時間程度で設営し、上映する事ができる。呉服店の催事やイベントの目玉としても活用が可能。

上映料
1回:15万円(税込み)
2回以上:16万円(税込み)
※熊谷監督は長野県伊那市在住。遠方の場合の移動費や宿泊費などは別途。また会場費やPR用のチラシなどの経費は、主催者様側

◆取材を終えて
筆者も、「シルク時空をこえて」を拝見させて頂いた。とても美しいドキュメンタリー映画であり、着物に関心を持たれている方にはとても興味深いものであった。映画の上映会を開催する、という企画も面白いのではないだろうか。「シルク時空をこえて」は、ホームページもリニューアルされ、魅力的なものとなっている。ご興味ある方はあわせてご覧いただきたい。

詳細は下記まで。

丸六株式会社
本社:石川県金沢市問屋町2-30 
TEL:076-237-0601

「シルク時空をこえて」ホームページ 

<蚕と養蚕と歴史>

多くの先人が日本の近代化を支え、日本の近代化の礎となった製糸産業。紅葉山御養蚕所では、皇后陛下が小石丸をご養蚕されている。1905年に小石丸が献上され、1914年に貞明皇后が皇居内の紅葉山に御養蚕所を新築。明治・大正時代の御養蚕所の役割は、製糸産業活性化のための国民の鼓舞の目的があった。ご皇室の御養蚕や養蚕の歴史に関しては下記にて紹介。

蚕と養蚕の歴史:皇室のご養蚕について

また着物1反に使用する繭の量はおよそ3500粒。まゆ(繭)を作り出す多くの蚕によって着物が作られている。

着物の反物に必要な蚕のまゆの量と絹の量:0.9㎏の絹が必要

筆者:松尾俊亮

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