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きもの100万人プロジェクト:コロナ時代を生き抜くために

「きもの100万人プロジェクト」
―きものを次世代へ!コロナ時代を生き抜くために―

 コロナ禍により例外なく大きな打撃を受けている和装業界。今こそ業態や業種の垣根を越えて一丸となり、きもの文化を次世代へ伝えていくために行動したい、という想いを持った有志達によって6月1日に任意団体「きもの100万人プロジェクト」が立ち上げられた。会費は一切無料で参加可能。幅広い業態の参加を募集している。登録企業はすべて、「きもの100万人プロジェクト」のウェブサイトに掲載されている。弊社も参加させていただいた。きもの100万人プロジェクト事務局にお話を伺った。

◆プロジェクトのきっかけとは?
 「コロナによる前代未聞の厳しい状況下にあり、世界全体が沈んでいる。和装業界も例外なく窮地にいる中、何とかこの難局を乗り越えたいと思い、有志が集まりました。
業界全体が協力し合いながら、一人でも多くの方に、きものの魅力を知っていただきたい。次世代に残していきたい。そのための『知識や知恵、実行力が集まる場』になればと考えています。

プロジェクトのウェブサイトには、こうした取り組みに賛同してくださっている武田良太国務大臣(国家公安委員会委員長)や、第69代横綱白鳳関をはじめとし、様々な著名な方が色紙を提供してくださっています。こうした取り組みを、こつこつと発信し、少しでも多くの方に知っていただき、共感してもらいたいと考えております。
小売店、問屋、メーカー、その他の和装に関わる事業者様など、幅広い業態の垣根を取り払って、全体で和装を盛り上げていきたいと考えています」と「きもの100万人プロジェクト」事務局は答えた。

◆きものファンへの署名活動も
「7月9日から当プロジェクトの活動に賛同していただける方の署名を募っています。企業ではない個人のきものファンの方にも、より多くの関心を高めていただくのが目的です。『期待しています』と心強い応援もいただいており、今後は個人の方にもご協力いただきながら活動をしていければと思っています」
署名はホームページから気軽に参加できるそうだ。

◆きもの100万人プロジェクトの活用例
「例えば、登録企業様には『きもの100万人プロジェクト』という活動をイベントや催事などで『こうした取り組みを行っていますよ』とお客様や、きものファンにPRとしてご活用いただけるのではないでしょうか。ひとつの『きっかけ作り』として活用いただければ幸いです。
このプロジェクトを一緒に取り組む過程で、新しいきものファンを100万人創出することが、当プロジェクトの目標でもあります。地域、業態を超えて協力しあい、新しいファンを創出することが、100年後の未来につながる。産地や作り手及び和装に関わる全ての方の一助にもなると考えております」と事務局は語っている。

◆取材を終えて
 垣根を超え、和装業界全体のPR活動の一助となりたいという理念を感じる。また、登録企業には、会費などは一切かからない。7月の段階では、おおよそ150社が参加しており、参加企業の一覧が、ウェブサイトに掲載されている。詳細に関しては、ウェブサイト「きもの100万人プロジェクト」をご覧いただきたい。問い合わせ先は下記。

「きもの100万人プロジェクト」事務局(任意団体)
事務局:東京都中央区日本橋人形町3-8-1TT-2ビルディング2F

お問合せ先:info@kimono.team
ウェブサイト:https://kimono.team/

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