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龍村美術織物、新社屋にてショールームを刷新

株式会社龍村美術織物は、新社屋に移転して、ショールームを刷新。近年好調な旅行客に向けた新企画にも取り組んでいる。旅行代理店とのコラボにも活用される。小売店様、問屋様向けの企画などにも積極的に活用が可能。

◆帯の工場見学やショールームの見学が可能 

「特に海外の旅行客向けに、旅行代理店様などが新企画を探していらっしゃいます。当社では、帯の工場見学+本社のショールームの見学などをセットで提案し、数社様とのコラボも行う予定です」と武村常務は語る。
 京都旅行は、人気が高く様々な企画や旅行プランが展開されている。それゆえに新しい新企画にも、各社意欲的であるという。そうした海外観光客に対しても対応できるよう、免税店対応、スマホ決済にも対応し、中国語、英語にも堪能な社員を配置して、より幅広いお客様への受け入れを可能にした。また新しいショールームでは、デザイナーに依頼し、イメージを一新したショールームを準備した。お客様にも好評である。
 「1日全てを使った企画でも構わないのですが、3時間くらいの旅行プランで工場見学+ショールームといった、ちょっとした企画にも対応させて頂きたいと思います。また、小売店様や問屋様の催事の一部の企画として、ご利用頂ければ幸いです」。


 寺社仏閣とは異なる伝統工芸としての京都らしい場所・施設として評価を得ている。中国には、日本の茶道とは異なる中国式の茶道があり、日本の茶道との作法の違いなどを説明するととても興味を持ってくださるという。
またお客様にとっては、実際に龍村美術織物の商品を手に取って見ることのできるショールームとして機能する。帯、丸帯、秋向けのセミフォーマル品や和装小物などを取りそろえる。また今秋販売予定の半幅帯の提供も開始される予定。半幅帯のオリジナルオーダーも提供予定。
ショールームには、龍村美術織物が有する希少価値の高い作品なども展示される。取材時には、昭和18年の照宮殿下ご婚礼のために制作された丸帯「不老長生綴錦」(ふろうちょうせいつづれにしき)が展示。龍村ならではの逸品物に出会える点も魅力的である。

「より多くの方に、龍村の作品が見られる場所を知って頂きたいと思います。手に取ってみたいというお客様もたくさんいらっしゃいます。こうした方に足を運んでいただければ」と武村常務は語った。
 問い合わせは下記より。

株式会社龍村美術織物
本社:京都市右京区西院平町25 ライフプラザ西大路四条2階
TEL:075-325-5580

龍村美術織物公式サイト

龍村美術織物公式オンラインショップ

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