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岡山の着物レンタル・販売「辻が花」破産手続開始決定

岡山県瀬戸内市の「有限会社辻が花」と「株式会社辻が花レンタル」が、官報によると平成30年8月24日付に岡山地方裁判所により破産手続開始決定を受けた。着物レンタル、着物販売が主力。

昭和61年創業の「辻が花」は、呉服店ならではの品ぞろえを武器に着物レンタル店を展開。振袖・袴・訪問着・留袖などの販売、レンタル事業を行っていた。

ネット上での着物レンタルを行い、「手に取ってみてみたい、確認したい」という顧客の要望には下見を可能にするなどのサービスを提供していたが、ホームページの新着情報は、2016年3月で更新がストップ。SNSなどの更新は2017年3月でストップ。昨今の和装市場の縮小や競争激化に伴い、今回の形となった。

<呉服店の見分け方:対策と備考>

実際に、イベントや祝祭、成人式などで着物・振袖を利用するエンドユーザーは多い。だが、お店の経営状況などを、エンドユーザーが把握する事は至難の業である。そこで一つの簡単な目安として以下の点を挙げる。

・ホームページや、SNSなどネット上での新着情報の更新が止まっている店には一定の注意が必要

・今年成人式で問題となった「はれのひ株式会社」でも、事件発生前からホームページ、インスタグラムの更新が止まっていた。ウェブ、SNSの更新が止まる、という事は余力のなさの現れかもしれない。

1年も2年もホームページ、SNS(フェイスブック、ツイッター、インスタグラム)の更新が止まっている小売店には疑問を持った方がいいかもしれない。

あくまで一つの目安である。ご参考になれば幸いである。


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