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着物ニュース「西陣織美術工芸あさぎ大博覧会」開催

西陣織美術工芸あさぎが主催する「西陣織美術工芸あさぎ大博覧会―日本の美と西洋の美―」が2017年9月8(金)~10日(日)まで、ツカキスクエア(京都市中京区烏丸通仏光寺上ル:最寄駅地下鉄四条駅6番出口)7階イベントホールにて一般公開される(9時~17時まで)。入場無料。総計で300点近い逸品が展示される大博覧会となる。

「より多くの人に日本、京都の伝統工芸である西陣織の素晴らしさを知ってほしい、見てほしい」という想いから開催されている大博覧会。正面には尾形光琳の「紅白梅図」の西陣織タペストリーが飾られる。24金の金箔糸で織りあげられた豪奢な作品である。

「西陣織の発展を祈念し、そして一人でも多くの方に伝統産業の技術の素晴らしさ、魅力を知ってもらい、後継者の育成・伝統産業の継承につながれば」と関係者は語る。最高級の絹糸と技術で織り上げられた作品群は一見の価値がある。丸帯・屏風・袋帯・額装・掛軸など織の技術を駆使した作品が観客を魅了する。

絹糸の太さは21デニール。デニールとは糸や繊維の太さの単位。ただ、糸は非常に細いので計測が困難なので、9,000メートルあたりの重量(g)をあらわす。つまり21デニールは、9,000mで21gである。これは、髪の毛よりも1/3程度の細さ。こうした極細の糸を使い織り上げる繊細な技術が織物の魅力である。

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