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みさまる@着物さんが龍村美術織物の工場見学

㈱龍村美術織物(龍村育社長)に、みさまる@着物さんが来場、本社と烏丸工場(京都市上京区)の工場見学を行った。

みさまる@着物さんは、「着物は着るもの、自由に楽しむもの」として、様々なコーディネートをSNSで発信。ツイッターのフォロワー数は、約8万人(2021年8月)。KUDENアンバサダーでもある。

みさまる@着物さんと龍村美術織物

みさまる@着物

龍村美術織物では、帯だけではなく様々な作品を制作。4つの工場があり、帯、舞台の幕などに使用する緞帳(どんちょう)、飛行機や新幹線、地下鉄などのシート地、文化財の復元など織物に係るあらゆる事業にチャレンジする企業である。

みさまる@着物と龍村の帯

本社で、みさまるさんは、様々な製品を見学、説明を受けた。実際に、帯を締めてみるなど龍村美術織物の作品を楽しんだ。また、ビーズバッグなど和装小物の作品も手に取るなど、製造過程や歴史の説明を受けた。

みさまるさんと龍村美術織物工場

烏丸工場では、帯の手織りの工場としては、日本でも最大規模。織り手が10名以上、織機が30台以上あり、作る帯によって、織機、紋紙も異なるため、織る帯に対して、織手が織機を移動することで、効率的な帯の製作に取り組むことが説明された。また多くのジャガード織機が設置されており、工場は圧巻であった。みさまるさんは、ジャガードで帯の制作を進める織り手の方に見入るなど、様々な工程一つ一つに興味を持たれた。

ジャガードに使用する紋紙の数は、比較的シンプルな作品でも4,000枚以上使うという。紋紙の交換なども、手間のかかる作業となる。本当に手間のかかる作品の制作には、1年以上かかることもある。
ジャガードが使用される前の江戸時代には、織機の上に人が乗って、複数の人間で、作品を制作していた。従って、ジャガード機が導入された明治期以降、織の技術は飛躍的に進歩し、それまでなしえなかった複雑な工程も可能となった。こうした技術革新により、日本の織の技術は進歩してきた。

◆みさまるさんの本社、工場見学を終えて
みさまるさんの龍村美術織物の見学を取材して感じたことは、本社でも工場でも、女性ファンが多かったことである。見学に来られたみさまるさんと記念写真を撮られる方が多かった。一人の方に伺うと「みさまるさんは、着物を新しいコーディネートで楽しまれている姿に魅力を感じます。私も着物を着ていますので、『こうした着方もあるのだな』と勉強になります。」と答えた。新しいコーディネートで着物を楽しむみさまるさんに、共感される方は多い。これからも着物を楽しみ、色々な提案を続けていただければ、と感じる。

株式会社龍村美術織物
本社:京都市右京区西院平町25 ライフプラザ西大路四条2階
TEL:075-325-5570

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