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川島織物セルコン、MBOを実施し独立へ

「帯の川島」として名高い「株式会社川島織物セルコン」。呉服・美術工芸織物として、帯、緞帳、祭礼幕、和装小物などで着物ファンに人気が高いが、11月24日、現経営陣(山口進代表取締役会長、木村弘一代表取締役社長、光岡朗取締役、肥後隆取締役)によるマネジメント・バイアウト(MBO・自社買収)を実施し、親会社である株式会社LIXILが保有する川島織物セルコンの全株式を取得することを発表した。

川島織物セルコンは、創業177年に渡り、「伝統の継承と革新への挑戦」の精神のもと事業を営み、お客様の期待以上のモノを創り、提供すべく努力を続けてきた。今後も事業の成長スピードや生産・業務効率を追求する一方で、ブランドの支えとなっている伝統技術の継承と次世代に繋がる新たなデザインや商品・技術開発への挑戦も考えている。

これらの事業方針を進めていくために、意思決定の迅速化を図るため、MBOを実施する。なお、親会社のLIXILと検討を重ね、支援・理解を得ており引き続き良好な関係を維持する。

株主変更までのスケジュールは下記のようになる。

契約締結:2020年11月24日

第三者割当増資、減資、株式取得:2021年1月6日(予定)

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