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龍村美術織物、公式オンラインショップで「たつむら」の帯が好調

 株式会社龍村美術織物は、昭和天皇御即位の際にも大礼記録表紙裂を謹織し、作家芥川龍之介に「龍村さんの帯地の多くは、(中略)恐るべき芸術的感性があった。私は何よりもこの芸術的完成の為に頭を下げざるを得なかつたのである」(東京日日新聞)と言わしめた。今年は普段着に着物を楽しむファン向けに半幅帯、九寸名古屋帯のラインナップを強化する予定。武村恭志常務取締役にお話を伺った。

◆ECサイト事業:10万円~20万円前後の商品が好調:「ステイホーム」で閲覧数が増加、販売に繋げる
 「EC事業は好調に推移しております。お客様に喜んでいただいている証だと感じます。まだまだ成長の余力があると考えております。おかげさまで、袋帯は、コンスタントにお買い上げ頂けるようになりました。
 特に茶道具・帯・季節ものの特集ページに人気がございます。和装雑貨に加えてたつむらの帯を紹介する事によって、より『たつむら』の帯を知って頂けるきっかけになっているのだと感じております。またオンラインページから、法人、お寺などからの問い合わせも頂くようになりました。
大都市には、龍村の帯を見ることができるお店がございますが、地方に行きますとなかなか一般のお客様に龍村の帯を見ていただける場所がございません。地方のお客様から『どこにいけば、龍村の帯を見ることができますか?』というお問い合わせを頂くことが多くなりました。こうしたお客様の声に応えるために、オンラインショップ事業がございます」
と武村常務は語る。

◆上質な「たつむら」の九寸名古屋帯を今秋より展開予定:オリジナルオーダーにも対応予定

 「たつむら」の仕立て上がりの袋帯『京袋』(9.8~18万円)(税別)が好調に推移している。また今年の新作として、着物をしゃれ着として楽しむコアな着物ファン向けに九寸名古屋帯を展開予定。オリジナルオーダーにも対応予定。
 
 「お客様に知ってもらう、触れてもらうための取組を行う事で、『たつむらの帯を見てみたい、欲しい』というお客様とご縁をいただく事ができるようになりました。また着物を普段着、しゃれ着として楽しむ方が増えています。こうした着物ファンに、よりコーディネートや、変わり結びを楽しんで頂けるように、ウェブサイトで九寸名古屋帯のラインナップを展開していく予定です。
多くのお客様に見て頂き、知っていただくきっかけにもなるかと思います。また髙島屋様のプライベートブランドである『龍村平藏製』に関しては、当社のホームページから髙島屋様へ直接リンクをつけるなど、相乗効果を図っています。
今、多くの人がウェブサイトをご覧になっています。こうした環境の中、当社もウェブサイトでの情報発信を積極的に行っていく必要がございます。今年は、ご自宅で過ごす方も多く、ウェブサイトの閲覧数も増加しています。当社では、織り手や工房にもスポットを当てた動画を作成する予定であり、動画で帯の知識や魅力も発信していきたいと考えております。
微力ではございますが、当社の製品のファンであるお客様、お得意先様、そして着物ファンの皆様に少しでも喜んでいただければ幸いです」と武村常務は語った。

株式会社龍村美術織物
本社:京都市右京区西院平町25 ライフプラザ西大路四条2階
TEL:075-325-5580

龍村美術織物公式オンラインショップ

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