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はれのひ株式会社、元従業員の告白:スピリチュアルな朝礼

はれのひ株式会社被害者の会の問合せより、元従業員の方から連絡を頂きました。

「おかしいと薄々感じており、自分は早めに退職しましたが、今回の成人式の問題を聞いてここまでおかしかったのか。とやるせない気持ちになりました。被害者の皆様が受けた被害を見て、労働基準監督署や法的な機関にもっとしっかり訴えておけばよかったのではないか。と後悔しています」と語った。

◆スピリチュアルな朝礼:「うれしい」、「楽しい」、「幸せ」

こちらの元従業員の女性「山田さん(仮名)」は、A店に2017年2月に入社。2017年7月に退職している。従業員は10名程度おり、大半は女性。仲は良かったという。

「朝礼では、スピリチュアルな言葉を皆で言う習慣がありました。『ありがとう』などの良い言葉を唱えるといいことが起きる。いい結果に結びつく、と言われていました」と「山田さん」は語る。

「『ついてる』、『うれしい』、『楽しい』、『幸せ』などの自己啓発的な言葉を朝礼に発していました。こうしたポジティブな言葉を唱和する事は、それほど珍しいことではないかもしれません。ただ、私がいよいよおかしいと感じたのは、給料の遅配が始まった6月ごろからでした。本社からの連絡で、こうした唱和する言葉の中に『ゆるします』という言葉を付け加えろ、という指示が出たのです。

私はこれを聞いて、給料の遅配を『ゆるします』と暗示していると感じました。ただ、会社の従業員全体は仲が良く、篠崎社長も気のいいおじさん、という感じでしたし、こうした『ゆるします』という言葉も受け入れられていました」。

山田さんは、「この会社はおかしい」と感じ、労働基準監督署に相談し、6月の給与の後払いするよう交渉し、給与を支払ってもらって退職した。

◆支払いの申告方法

「百貨店などでは、その日の現金売上を申告しなければなりませんが、『現金売り上げがなかった』、『銀行振り込みで入金された』と報告するように指示されていました。その時は『みんなそうなんだ』と思っていましたが、その時から資金繰りが悪化していたのだと思います。また成約した振袖を仕立てに出すのも非常に遅かったです」

最後に山田さんはこう語った。

「自分は労基署に相談して遅配の給与を受け取り、退職する事ができましたが、あの時もっとだれかに相談しておけば、今回の成人式での騒動や被害がなかったのではないか?ととても後悔しています。二度とこうした被害が起きないように、そして少しでも被害者の方に対してできる事があればお手伝いさせていただきたい」と哀しそうに語ってくれた。

◆お問い合わせ、ご相談に関して

「はれのひ株式会社被害者の会」では、今年の成人式での被害者の方に限らず、来年、再来年の成人式で被害に遭われた方に対して、支援を表明してくださっている企業様を紹介しています。

また、相談も受け付けております。実際にこちらに相談される方の7~8割は、来年・再来年の成人式での利用予定者です。「近くにこうした事を相談できる人がいない」などの悩みや、「来年、再来年の成人式の準備をどうすべきか?」と悩んでいる方がおられましたら、下記問い合わせ、又はお電話を頂ければご相談にのります(無償)。「相談してみよう」と思われましたら、ご相談下さい。なお、弊社は40年以上続く出版社です。「情報源の秘匿」、「情報提供者の保護」は堅持します。いかなる第三者にもご相談者様の情報を開示する事はございません。

お問い合わせ (※「会社名」の欄がございますが、「○○店被害者」と記載頂くとありがたいです)

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