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着物市場規模に関する調査 2016

着物業界誌「ステータス・マーケティング」は、40年以上呉服業界誌として着物市場のデータを調査。今年度も着物市場規模を調査した。

【調査手法】

着物業界誌 月刊「ステータス・マーケティング」による取材を通じ、次の調査手法において国内着物市場の調査を実施した。

・調査期間:2015年1月~2016年3月

・調査対象:着物関連メーカー、着物関連卸売業、着物関連小売業

・調査方法:専門員の催事取材、インタビュー、SNSを通した市場調査、郵送アンケート及び文献調査

<着物市場とは> 本調査での着物市場規模は着物関連小売金額にて算出。

【調査結果要旨】

■2015年着物小売市場規模は、前年度比98.3%の2,900億円。

 2015年の着物小売市場規模は、2014年消費税増税後に回復する事が見られず、微減の2,900億円。弊誌2015年3月期決算(2014年4月~2015年3月)ランキングを基準に推計。訪問着や留袖などのフォーマル品が苦戦。高級品と低価格品との2極化が顕著。

 ■気軽に楽しめる「着物レンタル」、ネット販売への顧客の流入

 着物市場では、袴などの商品は、同価格であっても「買う」よりも「借りる」ことへの需要が高い。自分で着る事が出来ない。保管方法が分からない。保管スペースがない、等の理由で、購入よりもレンタルの方が手軽で便利というエンドユーザーの傾向が見られる。

 ■有力ナショナルチェーンや、着物専門店の新しい取組が進む

 新機軸を打ち出す専門店が20~40代をターゲットにした10万円以下で一式を揃えられる新しいショップの展開を進めている。5,000円前後で気軽に楽しめるリサイクル着物も新規顧客に強いアピール力を持っている。新規顧客にどうアプローチできるかが、より重要な戦略となる。

 

着物市場規模に関する調査グラフ
当社は、1980年のデータから完全網羅しております。データに関してご興味のおもちの方、ご購読のお申し込みは下記まで(法人向け業界誌です)。また弊誌は引き続き着物市場規模の推計のために着物関連企業様である小売店(専門店、GMS,百貨店、ウェディング、レンタルショップ、貸衣裳店、フォトスタジオ)問屋、メーカー様などにランキングアンケートを実施しています。着物業界のためのよりよいデータベース作りのため、ご協力頂けましたら幸いです。

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着物市場規模に関する調査2016 (左をクリック)

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