お知らせ

呉服業界の最新情報をお届けいたします。

龍村美術織物公式オンラインショップで「たつむら」の帯が好調

株式会社龍村美術織物(龍村平藏社長)は、昭和天皇御即位の際にも大礼記録表紙裂を謹織し、作家芥川龍之介に「龍村さんの帯地の多くは、(中略)恐るべき芸術的感性があった。私は何よりもこの芸術的完成の為に頭を下げざるを得なかつたのである」(東京日日新聞)と言わしめた。

また「京都伝統染織海外展開研究会」を有志と立ち上げるなど、伝統技術を海外に展開するための活動も行っている。武村恭志常務取締役にお話を伺った。

昨年対比120%、好調なECサイト事業

「0からのスタートでしたが、EC事業は好調に推移しております。お客様に喜んでいただいている証だと感じます。まだまだ成長の余力があると考えております。
特に茶道具・帯・季節ものの特集ページに人気がございます。和装雑貨に加えてたつむらの帯を紹介する事によって、より『たつむら』の帯を知って頂けるきっかけになっているのだと感じております。またオンラインページから、法人、お寺などからの問い合わせも頂くようになりました。
大都市には、龍村の帯を見ることができるお店がございますが、地方に行きますとなかなか一般のお客様に龍村の帯を見ていただける場所がございません。地方のお客様から『どこにいけば、龍村の帯を見ることができますか?』というお問い合わせを頂くことが多くなりました。こうしたお客様の声に応えるために、オンラインショップ事業がございます」
と武村常務は語る。

上質な「たつむら」の名古屋帯を今秋より展開予定

昨年より展開されている「たつむら」の仕立て上がりの袋帯『京袋』(9.8~18万円)(税別)が好調に推移している。今秋よりECサイト上に『京袋』よりも、ワンランク上の『名古屋帯』(18~25万)(税別)を発表する。様々なレパートリーの帯を展開し、探す楽しみを感じてもらいたいと考えている。
「お客様に知ってもらう、触れてもらうための取組を行う事で、『たつむらの帯を見てみたい、欲しい』というお客様とご縁をいただく事ができるようになりました。今まで、当社の認知度を上げるための取り組みが不足していた部分もあったと感じております。
多くのお客様に見て頂き、知っていただくきっかけにもなるかと思います。また髙島屋様のプライベートブランドである『龍村平藏製』に関しては、当社のホームページから髙島屋様へ直接リンクをつけるなど、相乗効果を図っています。
今、多くの人がウェブサイトを見られています。こうした環境では、当社もウェブサイトでの情報発信を積極的に行っていく必要がございます。
微力ではございますが、当社の製品のファンであるお客様、お得意先様、そして着物ファンの皆様に少しでも喜んでいただければ幸いです」と武村常務は語った

株式会社龍村美術織物
本社:京都市中京区柳馬場通御池下ル柳八幡町65番地 京都朝日ビル2階
TEL:075-211-5002 FAX:075-211-5305
龍村美術織物公式オンラインショップ


その他の記事

龍村美術織物2018年斐成会を開催

龍村美術織物4代目平蔵 龍村社長インタビュー