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成人式はいつ行われるか?逗子市が20歳に据え置く事を表明

成人年齢を18歳に引き下げる民法が可決し、2022年4月に施行される事が決まり、「成人式」がいつ開催されるのか呉服業界のみならず、成人を迎える予定の本人、対象年齢の子供を持つ保護者にも注目が集まっている。

そんな成人式をいつ開催するかという問題。神奈川県逗子市は民法改正後も、式典を「20歳を祝う成人の集い」として、20歳に据え置くことを表明した。

逗子市はホームページにて
◆「民法改正後の成人式の対象年齢について
成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が、6月13日に成立し施行日は2022年4月1日となっています。
逗子市は、民法改正後も、対象年齢を20歳とし、『20歳を祝う成人の集い』を開催します。
これは、18歳の多くが高校3年生であり、進路の選択に関わる時期に当たることから、教育的な配慮にて決定したものです。」と発表した。

逗子市

「成人式」は民法改正後、いつ実施されるのか?

実際に「成人式をいつ開催するか?」は、各地方自治体、市町村が判断している。

教育上の判断として、賛意を表するとともに、
「大切な受験の時期に重なってしまっては式に参加できない。参加させられない」
「大学受験と重なる事は、お金の面でも不安」、「就職などの大切な時期と重なる」

といった国民の声にも応えるものではないだろうか。

逗子市の担当者は

「逗子市では、20歳になる当事者の方が実行委員になって成人式を開催しております。実行委員を経験された方にも意見を聞き、教育委員会にもはかって、今回の発表となりました」と語った。


成人式参加率の低下の懸念

成人式は、今まで高校を卒業した2年後に行われてきており、旧友と再会する「同窓会」の側面が強い。18歳に開催されれば、同窓会の側面が相当薄れ、参加率が低下する事が予想される。また、受験や就職活動などと重なればなおさら参加しづらくなるであろう。時間と問題と金銭の問題も重なる。平成30年の全国平均値としては、およそ6割程度と弊誌は推計している。 成人式参加率:平成30年全国平均値(推計)

また、地方の成人式では、地元に久しぶりに帰ってくる特別な儀式としての意味合いも強い。風習として残った成人式は、今後も大切な地域の儀式になるのではないだろうか。

◆「はたちのつどい」という名称をすでに使用している地方自治体も

また、教育上の問題も踏まえて、平成30年には、「はたちのつどい」という名称を使っている自治体も多くある。東京都新宿区、文京区、葛飾区や、神奈川県相模原市、福井市、厚木市、北海道千歳市、大阪府枚方市などだ。各地方自治体の検討が期待される。「18歳成人式」の4つの課題は、下記ページに掲載している。ご高覧頂ければ幸いである。 18歳成人と「成人式」の4つの課題:はたちのつどいが最適か



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