2018年浴衣の色柄傾向と祇園祭
◆浴衣の色傾向:紺・青・白が主力であるが、赤系が伸長
今年の浴衣傾向の詳細・比率は、弊誌「ステータスマーケティング9月号」に掲載するが、色傾向は紺・青・白などの清涼感がある色が中心であることには変わりはなかった。
ただ、今年は例年と比較すると赤系が増えているように感じた。赤系・ピンク系、赤と白、青と赤、などのレパートリーが増えているように感じられた。
黒系の浴衣を着る方もおられたが、赤系に比較すると少数であった。その他少数ではあるが、緑、黄色、オレンジなどの色も見られた。また今年から増加したストライプ柄も見られるようになった。
今年の浴衣商戦に関しては、本番である7月・8月が終わらなければ分からないが、それほど悪い様子ではないようだ。ただ、好調な所と低調な所の2極化がある事は事実であり、自然災害などの影響も作用する。
8月の天候が穏やかである事を願うばかりである。
◆祇園祭は八坂神社の祭礼
大阪の天神祭・東京の神田祭とともに、日本三大祭のひとつに挙げられている。
およそ1100年前、神泉苑に日本全国の国の数の鉾66本を立て、祇園の神を祀り災厄の除去を祈る祇園御霊会を行ったのが始まりと伝えられている。
今年は、7月14~16日に前祭(さきまつり)が開催され、祝日と重なり日程もよく、天候にも恵まれた。しかし、京都は連日37~38℃の猛暑日となり、昼間の人の量は例年よりも少なく感じられた。
また過酷な暑さの為、昼間の屋台では焼きそばやホットドッグなどの温かい食べ物は不調だったため、昼間は店を閉める所もあった。
今後も猛暑に見舞われる可能性が十分に考えられるため、祇園祭に対しては、十分な暑さ対策・熱中症対策が必要になると考えられる。
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