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着物業界ニュース2018年トップ5(~3月)と着物業界の動向

着物業界・呉服業界だけでなく、日本社会でも大きな問題となった、成人式当日に振袖のサービスが提供されないという「はれのひ問題」が起こった2018年。2018年1月~3月までで、注目を集めた着物ニューストップ5を掲載する(きものと宝飾社/ステータスマーケティングホームページ内によるランキング)。(2018年1月1日~3月31日までのビュー数)。

1、はれのひ株式会社被害者の会を立ち上げます

2、横浜の振袖レンタル店「はれのひ」株式会社、成人式当日に

3、㈱一蔵、「はれのひ」被害者へ振袖レンタル、当日着付け無償提供を発表

4、装いの道、佐々木ベジ氏とスポンサー契約締結

5、朝日新聞の18歳成人式の記事で弊社コメントを掲載頂きました

◆着物業界の動向

今年は「はれのひ問題」が大きな問題となった。この問題がきっかけとなり、様々な取組・対策が行われた。また、大きな問題とはなったが、成人式当日の支援活動や、多くの有志の方々(着物業界の方々、着物業界外の方々、公的機関のご支援など)の支援活動などが行われて、被害を受けた方々が支援を受けることができた。その点は、少なからず救いであったし、多くの方が感謝してくださっている。有志の皆様の活動に改めて御礼申し上げたい。

またこうした一連の課題・問題は、経済産業省の和装振興協議会内の部会でも取り上げられて、商慣行などの問題も取り上げられている。

和装の持続的発展のための商慣行のあり方について

和装業界は、高齢化問題、着物人口の減少など様々な問題を多く抱えているが、メーカー、問屋、小売と言う流通段階を超えた取り組みが今後とも必要となってくるであろう。また成人年齢が18歳になる事によって、成人式の開催に関しても様々な議論が交わされている。より多くのエンドユーザーにとって、より親しみやすく、共感してもらえる施策が必要になってくる。また、より多くの方に気軽に着物を楽しんでもらうためには、より自由度の高い「普段着」、「おしゃれ着」としての着物の認知も必要になってくるであろう。


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