2017浴衣姿と色別傾向:藍・紺・白地が7割程度と定番色
◆ 今年着用された浴衣の色は?藍・紺・白地が人気
祇園祭りをはじめ、各地のイベントや街で実際に着用されているゆかたを調べた(きものと宝飾社調べ)。今年も、昨年と同様に伝統的な紺・白地の浴衣姿の人気が高かった。ブルー・藍・紺・白地・アイボリーが全体の7割程度となった。続いて黒やグレーとなる。モダンな配色や柄の浴衣も見かけるものの、ほとんどは古典柄、花柄中心。年齢層も広がり、子どもから年配女性まで浴衣は人気。特に年配女性の慣れた着こなしが魅力的。また、今年は半幅帯にも帯締めと帯留のおしゃれな着こなしが多く見られた。また、男物浴衣も地味な無地感覚や縞などがほとんどだった。
◆浴衣と振袖の色の違い
浴衣では、青・白地が7割近くになる定番色になるのに対して、振袖では、赤・ピンクが4割近くになる定番色となる。夏に着る浴衣は涼しげな雰囲気を見せるために寒色系が好まれるのに対して、冬場に着る事の多い振袖は暖色が好まれる。季節に合わせた傾向である。
2017年 浴衣色別傾向 (サンプル人数537人)
色 / 人数 / % /昨年からの増減
藍・紺系 103 19.2 ↓
ブルー系 75 14.0 ↑
黒・グレー系 83 15.5 ↑
白・アイボリー系 180 33.5 ↑
紫系 11 2.0 ↑
緑・カーキ系 15 2.8 →
赤系 27 5.0 →
ピンク系 26 4.8 →
黄系 14 2.6 ↓
橙系 1 0.2 →
茶・ベージュ系 2 0.4 ↓
合計 537 100.0
詳細に関しては、ステータスマーケティング9月号2017に掲載。
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