日本きものシステム協同組合「絹の郷」つくりへ
日本きものシステム協同組合(JKS)は、平成29年6月5日(月)、京都府南丹市美山町豊郷村にて「京都桑田村『絹の郷』つくり第3回植樹会」を開催する。
日本きものシステム協同組合(JKS)は、全国47社150店舗のネットワークをつくる、日本最大のきもの専門店グループ。平成27年には京都府から優良組合の表彰を受賞するなど、優れた実績を残している。3回目となった植樹祭は、森を健康にし、自然と暮らす日本人の技術や知恵を学び、絹の郷つくりを応援するために行われている(写真は2016年の植樹会のもの)。
<目的>
・遊休農地を利用し桑の木とクヌギを500本植え、元気な桑畑、森をつくる。
・「たかつかさ保育園児」が育てる蚕(目標:10万頭)に、桑畑からとれた桑の葉を餌として提供する
・桑田村は、お年寄りとのコミュニケーションの場として、高齢者にも楽しみながら活用してもらう
・地域の方とのふれあいを通して、「自然との暮らし」、「自然の中での遊び」を体験してもらう
・桑の葉を食べ成長した繭(まゆ)から糸を紡ぎ「たかつかさ保育園」園児にハンカチなどをつくってもらい、絹を知ってもらう
など、着物と関わりのある蚕、桑を通して地域貢献を果たしていく事業。こうした地域や自然を守りながら、着物の魅力を伝えられる事業は非常に意義深いものである。JKSの細見理事長は「社会の公器として、事業を通して社会に貢献していきたい」と語った。