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RIZAP社が呉服卸大手の堀田丸正を買収

RIZAPグループ株式会社(ライザップ)(札幌証券取引所アンビシャス上場)が、東証2部上場の大手呉服問屋の堀田丸正株式会社を買収する事が発表された(2017年5月23日)。普通株式3,500万株、調達資金額は19億2,500万円。親会社は株式会社ヤマノホールディングスからRIZAPグループ株式会社(ライザップ)へと異動する。払込期日は平成29年6月28日。(2017年5月29日更新)
<堀田丸正略歴>
1861年に増田善兵衛が東海道で創業、1944年に株式会社丸正に商号変更。1974年に東京証券取引所市場第2部に上場。2000年に現在の親会社ヤマノホールディングスの傘下にはいり、2007年堀田産業株式会社を吸収合併し、商号を現在の堀田丸正株式会社に変更。2015年8月には株式会社吉利より和装小物卸事業を譲り受け、2016年8月にイエリデザインプロダクツ株式会社より横ニット企画販売事業を譲り受けるなど、意匠撚糸の製造卸、着物、婦人用品、寝装品を取扱う問屋として発展してきた。

 「国内繊維産業が低迷する厳しい経営環境の中、M&Aを繰り返しながら、事業の黒字化、成長拡大に努力してきたが、安定的かつ成長可能な収益基盤を確立するには、主要事業である意匠撚糸事業、洋装事業及び和装事業における抜本的な事業再構築が喫緊の課題」とし、「和装事業の持続的な成長を実現していくためには、新たな顧客の獲得が重要であり、そのためには従来の卸事業における顧客である小売業者の開拓に加えて、着物や和装小物を最終消費者に直接販売する体制、特にEC(ネット通販)による販売体制の構築が必要。これまでの対面販売を中心としたBtoBだけでなく、BtoCの領域への進出が不可欠」としている。

RIZAPグループは生産実績を持つ堀田丸正を迎えてSPAを強化するとしている。

「素材メーカーとしての強みを持ち、海外生産・販売実績を持つ堀田丸正株式会社を、『RIZAPアパレル事業グループ』の中核企業として迎え、川上である素材開発から企画・生産、川下である販売に至るまでのプロセスを一貫して行うSPA(製造小売業)としてのビジネスモデルの強化を推進してまいります。本提携を通じて、お客様のニーズに機敏に対応した商品力の向上、PB商品の開発力強化、スケールメリットを生かした共同調達によるコスト競争力向上、及び海外展開の強化を推進し、当社アパレル事業全体の飛躍的な成長と収益の最大化を目指してまいります」。

 第3者割当増資後の大株主及び持ち株比率は、RIZAPグループ株式会社62.27%、株式会社ヤマノホールディングス19.78%となる予定。

出典:http://www.pearly-marusho.co.jp/archives/1078

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