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着物モデルの布座 高比良レイさんがかわいい!

布座(木下修社長)は、バティックのオリジナル商品、そしてカジュアルラインの着物を取扱う。小売店先の催事に協力し、コーディネート提案を行う。年間の7割は催事に入る等、特に20代を中心とした若い女性に人気を博している。布座で着物アドバイザーを務めている高比良レイ氏にお話を伺った。

13、4歳の頃から三味線を弾き、京都上七軒で舞妓をしていた高比良レイさん。着物や日本文化を愛する彼女は、着物アドバイザーなどを務めるなど、経験を活かして着物や和に関する様々な活動をしている。

「若い女性(20~30代)が実際に着られるようなコーディネートの紹介にも力を入れています。催事にも20代の方が沢山来られるお店様もあります。振袖を着て、着物に興味をもってくれるお客様に、『着てみたい』と思ってもらえるような商品を紹介しています」と高比良さんは語る。

彼女自身はもちろん着物、和の文化が大好きだが、舞妓をしていた18歳のころ「この文化を若い人たちに引き継いでいかなければ、すたれてしまう」と、危機感を持った。「若者向けのきもの屋さんがなくなっていると感じました。古い世界をしっているからこそ、新しい若者向けの着物もあるということを知ってほしい、見た目から入ってもらってもいいじゃないか」と考えた。

たとえば、タイバティックで染めた振袖や、ろうけつ染めの帯など、若い人は「可愛い!」「着てみたい!」と喜んでくれる。今までにない珍しい柄に喜んでもらえる。古典柄にとらわれない、若い人向けの商品や呉服屋さんもある。
もちろん正統派の着物、伝統は大切なもので継承していかなければならないが、「たんすのこやし」は良くない。若い人たちが普段から、着るようにならなければ…。
「『着物にはこういうおしゃれな柄もあるんだ。私たちにも着られそう』と思っていただける『洋服感覚で、普段に着るという提案』をしていかなければと思います。
『この着物、一着持っているといいですよ』という売り方ではなく、『普段着に着てくださいね。着物を着て、お茶を飲みに行くのも楽しいですよ』という、普段着の提案がもっとたくさんあってもいいと思います。これからも着物が、楽しくオシャレで着るものなんですよ、と言う事を伝えていきたいですね」と高比良さんは語ってくれた。

筆者:松尾俊亮

布座(代表:木下修)
住所:京都市下京区白楽天町514パラーティ21 303号
Tel&fax:075-353-2369
Mobile:070-5651-4440

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