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44回目となる「2016年全日本きもの装いコンテスト世界大会」を開催

着物業界の今を伝える着物業界誌「ステータスマーケティング」は、公益社団法人全日本きものコンサルタント協会(山中典士会長)が開催した、東京都渋谷区のNHKホール「きものフェスティバル世界大会」を取材させて頂きました。

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 同大会は全国規模で行われている歴史あるイベントで、今年で44回目を迎えます。東北、北越・北陸、関東、東海・中部、関西、中国・四国、九州の7地区で予選が行われ、世界大会にはそれらの予選を勝ち抜いた219人が出場。「振袖」「留袖」「カジュアル」「男性」「子ども」「外国人」「学校対抗」の各部門に分かれて、きものの装いの技を競いました。

同大会では鏡の設置がなく、出場者は感覚のみで着装を行うのが大きな特徴となっているが、さすがに予選を勝ち抜いてきただけあっていずれも数分でしっかりと着装を行っていました。また、第二次審査としてスピーチもあり、着装技術だけでなく教養美も含めたトータルでの美しさが競われました。

会場には大勢の観客が駆けつけ、競技中は応援が飛び交うなど世界大会らしい盛り上がりに。部門としては、振袖、留袖、カジュアルの部に加え、子どもの部では9歳~12歳までの子どもが大人顔負けの着装を披露。また外国人の部や、中学、高校、大学などの各チームがメンバーと協力しながら装い競う学校対抗の部も行われました。

また、審査の合間には和風スーツとして「道着」や世界の花を帯結びで表現する「花結び」などのショーも行われました。

審査の結果、振袖、留袖、カジュアルの部の中から選ばれる「きもの装いの女王」には東京の余語美南海さんが選ばれました。

他の結果は以下の通り。

 

準女王・振袖の部/吉田優女(秋田)

同・留袖の部/藤宮貴子(福島)

同・カジュアルの部/大内桜子(宮城)

第一位・振袖の部/有村マヤ(鹿児島)

同・留袖の部/川上桂子(鳥取)

同・カジュアルの部/松橋裕美(奈良)

男性の部・第一位/阪上光(奈良)

同・第二位/山口聡(熊本)

同。第三位/浦山悟(長崎)

子どもの部・第一位/入口もえ(福岡)

同・第二位/上村晴希(奈良)

同・第三位/阿部姫桃(千葉)

外国人の部・第一位/アレクサンドリア キンテロ(秋田)

同・第二位/クリスチャン トレイラ(東京)

同・第三位/ムンフバートル ムンフツェン(奈良)

学校対抗の部・第一位/学校法人尚絅学園尚絅高等学校(熊本)

同・第二位/熊本市立必由館高等学校(熊本)

同・第三位/愛知県立安城高等学校(愛知)

着物業界誌ステータスマーケティング5月号