龍村美術織物「斐成会」(あやなすかい)
着物業界誌「ステータス・マーケティング」4月号では、龍村美術織物「斐成会」も掲載。
初代龍村平蔵は芥川龍之介に「恐るべき芸術的完成」と畏怖され、作家宮尾登美子にも愛された織の巨匠。
催事名「斐成会」(あやなすかい)は初代平蔵が命名したもので、晋代の文学者左思の漢詩「貝錦斐成、濯色江波」から引用したもの。袋帯や九寸など夏帯の新作のほか、春のこものなど多数の作品が出展されました。写真では分かりにくいが、中央の紅白の帯は九谷焼をあしらったもの。こうした遊び心のある帯もまた名門龍村美術織物ならでは。
また龍村の裂地を用いた兜、鎧飾も展示。飾りといえどもまさに本物の鎧兜を作る職人が作っているため、鎧兜の風格を持つ。
龍村らしい、技術の粋を集めた作品が一堂に並びました。
今年は4代目龍村平蔵10周年となります。秋には様々なイベントが行われる予定。
4代目平蔵 龍村旻社長のインタビュー紹介は下記より。
http://status-marketing.com/20150608-159.html