「きもの教育半世紀」―服部和子きもの学院記念イベント
外市㈱「秀裳苑ビル」において服部和子きもの学院記念イベント「きもの教育半世紀」が開催された。
同催事では、会場に「服部和子きものコレクション」として所蔵の十二単や太夫などの古代衣裳が展示、貴重な衣裳できものの歴史をたどることができる。多くの来場者が、貴重な作品に見入っていた。
また、「親子での鼎談」トークショーが行われた。副院長を務める服部有樹子氏とともに西洋占星術研究家として著名な子息の鏡リュウジ氏との3人でのトークショーとなった。鏡氏は「母はいつ寝ているのかと思っていた。本当に忙しくしていたが、毎日弁当を作ってくれた。普通の母親のようなことは言わない」。
「好きな仕事でないと楽しくありません。ですので、あれこれ言いませんでした」「また、娘は私とは違う独特の世界を持っている」と服部和子氏。また、リュウジ氏は星の半襟を妹のために作るなど、様々なエピソードが飛び出した。
服部和子学院長は「自己満足に留まらず、周りの方の心を明るくするのが衣裳だと思います」と語った。
最後に鏡氏は「着物が似合う年になります」と予言した。
住所:京都市中京区柳馬場通御池下る柳八幡町75-6 TNCビル 4F
着物業界誌「ステータスマーケティング」8月号にも掲載される。