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二枚一組のピッタリ衿芯がおすすめ!衿芯の入れ方を動画で紹介

和装小物問屋の木村実業株式会社にて取り扱われている「ピッタリ衿芯」。二枚一組で衿の形に合わせた独自形状の襟芯で、長時間美しい衿元を実現すると販売開始から大きな注目を集め、人気アイテムとなった。開発した合同会社一級さんの村瀬代表にお話を伺った。

ピッタリ衿芯:2枚で1組

一本ではなく、二本に分割された「ピッタリ衿芯」の特徴

1本ではなく、2本に分割された形状の「ピッタリ衿芯」。特許登録もされており、長時間使用しても崩れず、女性らしい美しい衿抜きを維持できると評判。確約品、目玉商品、店頭商品として、様々なお店で利用されている。また最近では、クビにやさしい細めタイプの衿芯も発売。「基本タイプ」と「細めタイプ」など様々な用途に合わせた種類がある。特徴として

・2本に分割されているので、たわみが少なくピッタリとえりを維持できる

・長時間使用しても崩れず、美しい衿抜きを維持できる

・疲れにくい、衿回りが従来品と比べて痛くならない

商品開発のきっかけは着物愛好家からの声
村瀬社長は、「和裁技能士1級の資格をもち、40年以上和裁士として仕事をしています。常に技術を磨き、『きれいに縫うこと』を追求してきましたが、それだけでは『合同会社一級さん』を設立していなかったと思います。
きっかけは、着物を販売する仕事にも携わるようになり、着物を着る人のさまざまな悩みを聞いたことでした。どうしてもきれいに着付けができない、着崩れる。着付けが大変というイメージをもつことが、着物から遠ざかる原因になってしまうのではないか。
そこで、着付けが簡単にでき、しかもきれいに仕上がるような小物を開発しようと思い立ちました。着物を着る人の生の声を聞くことができ、それを解決するための技術もある。和裁と販売、2つの現場を知っている自分だからこそできることがあるのではないか、と考えたのです。

衿芯おすすめ
 

そして、二枚一組の衿芯を作ることを思いつきました。長襦袢の衿は、首の真後ろにくる部分の幅が狭く、そこから左右に向かって幅が広がっています。そこに1本の衿芯を通そうとすると、一番細い部分に衿芯の幅を合わせないといけないため、衿が広い部分では衿と衿芯の幅が合わず、しわの原因になっていました。それを2枚に分けることで、左右の衿先から1枚ずつ衿芯を入れられ、襟のどの部分でも幅いっぱいに衿芯があたるようにしたのです。」と語る。

また高い評価を得たために、ピッタリ衿芯の基本タイプやクビにやさしい細めタイプなど、様々な新商品も開発し、提供している。

◆動画サイト「YouTube」で、利用者向けの詳細な使い方、ワンポイントアドバイスを提供
一級さんでは、「ピッタリ衿芯」の特徴や、使い方をYouTubeにおいても紹介。より多くの方が、使い方を理解し、美しく楽しい着物生活を送ってくれれば、と考えている。YouTubeで「ピッタリ衿芯」を検索すればその特徴がわかる。ぜひご確認いただきたい。

 


合同会社 一級さん
〒761-2306 香川県綾歌郡綾川町町北171-9(代表:村瀬真智子)

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