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髙島屋京都店にて7月18日から川島織物展開催

株式会社川島織物セルコン(本社:京都市 社長:山口進)は、京都髙島屋(京都市下京区)で、7 月 18 日(水)~7月23日(月)まで、川島織物セルコンの歩みを紹介する記念展「悠久の美 創業175周年記念 川島織物展」に175周年記念企画商品と資料を出展する事を発表した。 川島織物セルコンの歴史を紹介するとともに、祇園祭で使用される懸装品の制作工程も、原画や織下絵とともに合わせて紹介される。 

この企画展は、江戸末期の 1843 年に創業し、今日まで 175 年にわたり織物文化の発展に貢献してきた川島織物セルコンについて、より多くの人に知ってもらう事を目指したものである。

1889(明治22)年に建設した日本最古の企業博物館である「織物参考館」(現 川島織物文化館)の内観や、セントルイス万国博覧会(1904/明治 37 年)に出展した日本式室内装飾「若冲の間」のレプリカやパネル、日本画家の神坂雪佳が川島織物のために描いた作品や、デザインの礎を築いた画家であり、テキスタイルデザイナーでもあった澤部清五郎が描いた図案などを展示する。

また企画展の開催が祇園祭期間中であることに併せ、橋弁慶山、菊水鉾にご協力を得て、祇園祭の懸装品の制作工程を、原画や織下絵とともに紹介。

■主な出展品

◇神坂雪佳 「紫雲閣 綴織格天井」(原画、復元)

明治から大正にかけて活躍した実業家・浅野總一郎が、1909(明治 42) 年に東京・三田に建設した「紫雲閣」の天井を装飾した「綴織格天井」は、 日本画家の神坂雪佳が原画を手掛けた。原画8 点と近年復元した綴織を出展。

◇「若冲の間」関連資料 (レプリカ、クロススクリーン、試織図案)

セントルイス万国博覧会(1904/明治37年)に出品したトータルコーディ ネート提案の部屋。伊藤若冲の「動植綵絵(どうしょくさいえ)」より 10 面を 選び、綴織で室内の壁面を装飾した。

◇綴織壁掛「洛中洛外図(祇園祭)」

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」の祇園祭の描写部分を綴織で製織したもの。1969(昭和 44)年制作。

◇祇園祭 懸装品 「橋弁慶山 胴懸」、「菊水鉾 胴懸」(原画、織下絵)

2011 年に復元された橋弁慶山の胴懸、2015 年に新調された菊水鉾の胴懸の制作工程を紹介。


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